出入口を新しくして快適、安全に
【施工前】3,40年前の引戸の動きが悪いので見てほしいというご相談を頂き調べてみると残念ながら戸車が破損、しかし現在は存在しないメーカーの商品でした。
それでもと思い戸車を探しましたがこの商品のタイプは廃番でもうないとの事。
障子の中はガラスが入っており、純正品でない部品交換は脱落も含め危険という判断で新しい引戸サニーセーフⅡ引戸タイプを取付ける事にしました。
【施工後】今ついてる枠を撤去して新しい枠を取付けるとなると撤去費用からサッシ廻りの補修などかなりの金額になりますし、何より数日間お風呂に入れない可能性が出てきます。
そこで今回は既存の一部レールなどは撤去しても枠を残してその内側に新しい引戸を組み込むカバー工法にて施工をしました。
と言っても引戸タイプのカバー工法専用品はありません、当社で工夫して取り付けました。
【施工後】仕上げも含めて1日かからず作業は終了、お風呂もその日に入って頂けます。
そして今回下枠を残してのカバー工法の為、下枠に1,5cm程度の段差が出来ましたが市販の段差解消つまずき防止板を付けて対応しました。
出入口のリフォームの場合、段差ができてしまうのはお客様の使い勝手に大きく影響しますし、高齢化の時代特に考えされられます。
一方でコストや工期をかけてでもとにかく段差をなくすのが正解だとも思いません、やはりケースバイケースではないでしょうか。
今回のお宅では段差を工夫すれば6ミリ程度に可能ではありましたが、あえて床との段差を1,5cmまで上げて市販のつまずき防止材を使う事で段差解消を図りました。
結果、足も踏み込めるという事で「出入りしやすい」と喜んで頂きました、また出入口と反対の洗濯機側の扉もガラスと違い樹脂板で軽いので洗濯機の排水ホースを浴室に出しやすくなったそうです。