住宅の安全対策としての雨戸も考えてみてください
8月20日に発生しました広島市の土砂災害について私が何か言える立場ではないとは思いつつ、この仕事をしてる者として今後の対策に活かせる事はないかとも考えて今回の災害で被害に遭ったお客様の所に伺ったり、いろいろな災害場所を見てきて感じた事を伝えたいと思います。
今回は大雨による地滑り、土石流により多くの家が一夜にして被害に遭われました。
特に家の中へは外壁の中でも一番弱い窓のガラスを割って土砂が入ってきました。
頑丈なRC造の住宅も一見被害がなさそうな感じでも近づくと窓から入った土砂が家の中に沢山侵入したりもしてました。
記事にはしてませんが窓から大量に土砂が家の中に侵入して被害に遭われたお客様もおられました。
ですが窓ガラスが壊れて土砂が家の中に侵入しただけでは、行政のり災状況は「一部損壊」「床上浸水」という判断が多いのです
り災状況の判断としては適切かもしれませんが、それはあくまで家と言う建物の破損状況の判断に過ぎません。
「サッシやガラスが壊れた」だけなのと「家の中に土砂が入ってきた」は住んでらっしゃる方の怖さや何より安全の度合いが比較にならないと思います、しかも多くの方はこれからもこの家で住み続けられる訳です、いくら見た目はきれいに直してもその恐怖や不安は簡単に消えるものではないと思います。
「ここに雨戸が付いてれば・・・・」と感じた家も少なくありませんでした、ニュースで最初に見た家も雨戸があればもしかしたらとも感じました。
ただ恥ずかしながら結果論です。
今まで台風対策で雨戸をおすすめした事はありましたが、山崩れなどの土砂災害の対策としての雨戸は意識しておりませんでした。
差し出がましいとは存じますが土砂災害の危険が考えられる所では安全対策として雨戸の設置を検討してみてはいかがでしょうか
今回、防災対策として雨戸がいかに有効か認識させられました、もちろん断熱防音タイプは普段の生活でも快適に過ごせるアイテムかと思います。
あらためて この度の土砂災害で被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げると共に一日も早い復興をお祈りします